コツメカワウソの赤ちゃん(写真提供:海遊館)
海遊館でコツメカワウソの赤ちゃん4頭誕生
海遊館(大阪市港区)は10月17日、コツメカワウソの赤ちゃん4頭が誕生したと発表した。
コツメカワウソの繁殖は10年ぶり
同館によると、2021年に香港オーシャンパークからメスの「センティ」を、2022年に埼玉県こども動物自然公園から海外出身のオスの「ビジュ」を搬入し、館内バックヤードのコツメカワウソ予備水槽で、2023年1月から同居を開始。8月23日20時45分頃から「センティ」の出産が始まり、24日朝までに4頭の赤ちゃんが誕生したという。同館でのコツメカワウソの繁殖は、2013年以来10年ぶり。
担当飼育員のコメント
センティとビジュに新たな家族ができ、母仔ともに健康でホッとしております。コツメカワウソは生息地での個体数が減少しており、海遊館は域外保全の一環として、繁殖生理や飼育技術の向上、保全の普及啓発に取り組んできました。国内の飼育数は増加していますが、血統の偏りが課題となっており、海遊館では新たな血統を導入できるように努めてきました。今回の繁殖はこのような課題に取り組む上でも非常に重要な意義を持つもので、大変嬉しく思っています。
展示デビューは来春以降になる予定。
PHOTO GALLERY
OTHER NEWS