近鉄「鮮魚列車」ラストラン 半世紀以上の歴史に幕
近畿日本鉄道の「鮮魚列車」(鮮魚専用列車)が3月13日、運行を終了した。
「鮮魚列車」は、三重県の漁港で早朝に揚がった海の幸を奈良や大阪へ運ぶため、「伊勢志摩漁行商組合連合会」の貸し切り車両として1963年9月21日に運行を開始。2001年からは2680系3両が3代目鮮魚列車として運行していた。
3代目からはヘッドマークはなく、前後に方向幕で「鮮魚」と示し、外部塗装は一般車両と区別するため、マルーンの車体の正面に2本の太・細白帯が入っていた。
3月16日から、伊勢志摩の魚介類を車体に描いたラッピング車両「伊勢志摩お魚図鑑」を導入し、平日朝、松阪から大阪上本町への一般列車の最後部に同車両を1両つなぎ、鮮魚運搬車両とする。
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