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山田洋次監督、倍賞千恵子さん、木村拓哉さん

通天閣で映画「TOKYOタクシー」セレモニー 倍賞千恵子さん、木村拓哉さん、山田洋次監督が登壇

 通天閣本通商店会(大阪市浪速区)で11月12日、映画「TOKYOタクシー」の通天閣タクシーセレモニーが開かれ、倍賞千恵子さん、木村拓哉さん、山田洋次監督が登壇した。

 

 大阪ステーションシティシネマ(北区)での舞台あいさつを終えた3人が駆け付けて行われたセレモニー。木村さんが自ら運転する劇中タクシーに倍賞さんを乗せ、観客が見守る中、商店街をドライブした。同作のイメージカラーであるピンクカーペットに乗り付け、メガホンを取った山田監督が待つステージまで木村さんが倍賞さんをエスコートする演出で観客を沸かせた。

 

木村拓哉さんが倍賞千恵子さんをエスコート
木村拓哉さんが倍賞千恵子さんをエスコート

 木村さんは「本日11月12日は自分の誕生日の前日ということもあり、登壇前にたくさんのバースデーメッセージをいただけて本当にうれしかったです。今日は本当にありがとうございます」と笑顔であいさつ。

 倍賞さんは「私たちは一生懸命この映画を作りました。ぜひ劇場でご覧いただけたらと思います」と呼びかけた。

 

 続いて木村さんは「僕が演じたタクシー運転手・宇佐美浩二というキャラクターは、作品の中で一つ大きな間違いを犯します。でも見終わった後に、その間違いをどこかで受け入れ、『間違えることも生きているからこそできること』と感じてもらえたらうれしいです。間違いを否定するだけでなく、苦しい思いの末に出した一つの結果として、前に進めるような作品になれば」と語った。

 
 山田監督は「この映画に登場する2人は特別な人ではなく、日常で出会えるようなタクシー運転手と、病院で懸命に働いてきたおばあさん。そんな2人の間に最後に不思議な奇跡が起きます。毎日を一生懸命生きる人たち、足りないお金をやりくりしながら暮らす人たちに幸せになってほしい――そんな思いを込めました。ぜひ劇場に足を運んでください」と呼びかけた。

 
映画「TOKYOタクシー」ストーリー
 毎日休みなく働くタクシー運転手・宇佐美浩二(木村拓哉さん)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々にのしかかる現実に頭を悩ませていた。そんなある日、85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子さん)を東京・柴又から神奈川・葉山の高齢者施設まで送る依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だった2人だが、次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたい場所があるの」と浩二に寄り道を頼む。東京のさまざまな場所を巡りながら、すみれは自らの壮絶な過去を語り始める。たった1日の旅が、2人の心を、そして人生を大きく動かしていく――。

 

 「TOKYOタクシー」は11月21日全国ロードショー。

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