
若葉竜也さん(TOHOシネマズなんば本館で3月7日)
若葉竜也さん登壇 大阪で映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」舞台あいさつ
TOHOシネマズなんば本館(大阪市中央区)で3月7日、映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」の舞台あいさつ付き先行上映が行われ、主演の若葉竜也さんが登壇した。
映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」(3月27日全国公開)は、1978年の東京に生きる若者たちから広がったパンク・ロックのムーブメントを描いた物語。写真家・地引雄一さんの原作を、田口トモロヲさんが監督、宮藤官九郎さんが脚本で映画化した。地引さんをモデルにしたカメラマンのユーイチ役には、銀杏BOYZの峯田和伸さん。若葉さんは、葛藤を抱えながら自分の表現を追い求めるロックミュージシャン・モモを演じている。

若葉さんは、田口監督が初めて映画のメガホンをとった2003年公開の「アイデン&ティティ」の大ファン。今回は、同作に出演していた峯田さんや大森南朋さん、中村獅童さんとの共演とあって、「本当に昔、バンドを組んでいた人たちみたいに『あのとき、ああだったよね』って話が繰り広げられていて、それに聞き耳を立てたり、隠れて写真を撮ったりしていました。『本物だ』って」と、喜びが抑えきれなかったと明かした。

そんな若葉さんが印象的な場面に挙げるのが、ユーイチ役の峯田さんとラジカセの音源を聴きながら話すシーン。「終盤のシーンなのですが、台本上はもっとサラッとしていました。でも喋っているうちに、お互いの気持ちが出てきて、エモーショナルなシーンになりました。思いがけない映画の奇跡みたいなシーンになりました」と振り返る。

劇中では、若いミュージシャンたちが初期衝動を前面に出してロックに打ち込んでいる。司会者から「若葉さん自身は本作を通してどんな衝動を覚えますか」と尋ねられると、若葉さんは「自分が積み上げてきたものを壊したいという衝動があります。それだけで戦っていてはいけないと思わされますし、もう一回、ゼロからやる根性やチャレンジャー精神があるかどうか、その衝動に駆られています」と話した。

一方で、同作が掲げる「自分の音を鳴らせ」というメッセージについては、「自分らしくいるということは、特別なテーマに聞こえるかもしれません。でも本当は当たり前のことで、自分らしくいていいし、自由になんでもやっていいはず。でも、目に見えない抑圧的な空気が『そうしてはいけない』という呪縛を作っているのではないでしょうか。このメッセージが、2026年には特別なことになっている気がします」と現代のあり方に重ねた。
さらに、「ラストで峯田さん、吉岡さん、僕の表情が映るシーンでは、トモロヲさんから『自由に生きていいということを、全身で表現してほしい』と言われました。青臭い台詞もいっぱいありますが、トモロヲさんは『そういうことを言ってもいいと、見ている人に思ってほしい。これでも食らえ、自由でいいんだ!お前ら!って感じで』とおっしゃっていました」と語り、作品に込められた思いを明かした。
また、峯田さんと一緒に歌ったエンディング曲「宣戦布告」については、「自分ができることをやるしかない、大声で歌うしかないと思ってやったら、40分で(レコーディングが)終わりました。(レコーディングルームの外で)峯田さんとトモロヲさんが(腕を輪にして)丸印を出してくれて」と、スムーズに進んだことを振り返った。
そして最後に、「どんな人でも楽しませる精神性で作られています。あのとき懐かしいよね、こんな時代が良かったねという映画ではありません。何かを始めたい、チャレンジしたい、今の状況を変えたい、息苦しいなという人たちにとっての初期衝動になる映画だと思います」と呼びかけた。
『ストリート・キングダム ⾃分の⾳を鳴らせ。』
3⽉27⽇(⾦) TOHO シネマズ 梅田ほか全国公開
企画製作・配給︓ハピネットファントム・スタジオ
©2026 映画『ストリート・キングダム ⾃分の⾳を鳴らせ。』製作委員会
峯⽥和伸 若葉⻯也
吉岡⾥帆 仲野太賀 間宮祥太朗 中島セナ
⼤森南朋 中村獅童
監督:⽥⼝トモロヲ
原作:地引雄⼀「ストリート・キングダム」
脚本:宮藤官九郎
⾳楽:⼤友良英
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