岡山県北の建築の祭典「津山建築祭2025」2025年10月11日~12月7日に開催!
リリース発行企業:津山街デザイン創造研究所
津山建築祭2025は、歴史的空間のなかで建築を体感し、新しい建築を考えることをテーマとして、美作国(みまさかのくに)エリア(岡山県北の地域)で開催する、建築を人々の生活に欠かせない芸術の一つと捉える建築の祭典です。
第一回津山建築祭2025は、津山市の城東(城東伝統的建造物群保存地区)・津山洋学資料館・津山文化センターなど、歴史的建築物を中心として開催いたします。また今秋、津山において、地方色豊かな様々なイベントが開催。それらのイベントへの体験参加と開催される会場の美しい建築もご紹介してまいります。
城東町並み保存地区
1. 津山とは
津山藩は徳川将軍家の一族である親藩(しんぱん)大名の中でも、特に高い格式を与えられた「御家門(ごかもん)」であり、御三家に次ぐ格式を誇りました。徳川家康の二男を祖とし、将軍家を血縁で支える重要な存在として位置づけられていました。
意匠を統一した修景事業に積極的に取り組む美しい建築の街であり、徳川家康の末裔、松平洋史子様より「美都(びと)」と拝命いただいた地域です。
また、日本の近代化に寄与した洋学研究の資料が展示された日本唯一の「津山洋学資料館(建築界の巨匠ル・コルビュジエの弟子の一人である、津山に祖をもつ吉阪隆正の弟子が設計)」や、ペリー来航時に米大統領国書を翻訳した箕作阮甫(吉阪隆正の先祖)が幼少期を過ごした生家、「珈琲」の文字等を考案した宇田川榕庵の功績を冠したこだわりの珈琲店など、近代化に貢献した洋学者のルーツと文化が色濃く残ります。
●津山藩大名行列絵図。親藩将軍家。高い格式。
親藩津山藩の威勢を示す豪快な「大名行列図」。藩主を中心に武士、足軽、風呂係まで、総勢812人が 克明に描かれています。津山藩は将軍家「葵の御紋」、高い格式のある藩です。
●津山洋学資料館
建築界の世界的巨匠ル・コルビュジエの弟子である吉阪隆正の設計事務所は、世界遺産である国立西洋美術館と、この津山洋学資料館という二つの博物館を設計しました。吉阪隆正は、ペリー来航時に通訳を務め、日本初の大学教授となった箕作阮甫の子孫であり、津山は東京大学の聖地であり、またル・コルビュジエともつながる建築文化の聖地といえます。
●津山の城東地区の価値=歌舞伎の聖地。演目「津山の月」の地
歌舞伎の祖「名古屋山三郎」の墓は津山院庄にあります。
津山の月あらすじ:
一人の女性が、津山藩士名古屋山三郎を追って京都からやってきました。これが出雲阿国。月の光が照らす夜の津山の城東地区で2人は感動的な再会を果たします。そして、阿国は山三郎との馴れ初めを艶やかに語り、やがて歌舞伎踊を創始した頃を懐かしみながら共に花笠踊りをします。歌舞伎の祖である二人のラブロマンスの物語が、歌舞伎の清元「津山の月」。この城東地区はまさしく歌舞伎の聖地なのです。
以上、美作国の中心であった津山の歴史的な空間から、奈義町、真庭市までを含めて、〈津山建築祭2025〉は、「物語の街―津山から考える新しい建築」をテーマに、歴史、思想、哲学、デザインさまざまな角度から「新しい建築」を考える機会となることをめざします。
開催時期:2025年10月11日~12月7日
開催地 :岡山県津山市、真庭市、奈義町
会場 :美作国(みまさかのくに)エリア(岡山県北の地域)
テーマ :美しい建築の街―津山 津山から考える新しい建築
主催 :津山建築祭実行委員会
共催 :津山市、日本建築設計学会、津山街デザイン創造研究所、
美作の国アートゾーン構想推進委員会
後援 :岡山県(予定)、津山市、真庭市、奈義町、津山市観光協会
協賛 :美都グループホテルズ、株式会社リストワールインターナショナル、
株式会社MEBUKU
協力 :津山洋学資料館、奈義町現代美術館、GREENable HIRUZEN、泰安寺、
八出天満宮、美作の国映画プロジェクト、津山国際環境映画祭実行委員会
企画協力:Echelle-1 株式会社MEBUKU ダブルスタイル・エイト合同会社
株式会社リストワールインターナショナル
美しい建築の街 津山
2. 津山建築祭開催式典&シンポジウム開催プログラム
【開催日時・場所】
10月11日 PM1:30 津山洋学資料館にて(入場無料・申込不要)
●13:30~14:00
・開会の辞(司会者)
・主催者実行委員長挨拶 倉方俊輔(建築史家/大阪公立大学教授)
・共催者挨拶 笠尾美樹 津山市観光文化部長
遠藤秀平 日本建築設計学会会長
山本昇 津山街デザイン創造研究所所長
・来賓のご挨拶
加藤道夫(エスパス・ル・コルビュジエ代表/東京大学名誉教授)
「仮・2027森の芸術祭 晴れの国岡山の開催地としての津山の魅力と期待
・ご出席の特別ゲストの方々のご紹介
竹山聖(建築家/京都大学名誉教授)
宮本佳明(建築家/早稲田大学教授・早稲田芸術学校校長)
川西敦史(建築家/岡山大学准教授)
林陽一郎(建築家/ADDA)
下田康成(Echelle-1代表取締役・ル・コルビジュエ版権保持者)
大谷健太郎(映画監督)
※当シンポジウムの風景を撮影し、津山をアピールする短編映画にて紹介
・祝電・メッセージご披露 岡山県知事 伊原木 隆太 他
●14:00~14:15
はじめに 津山洋学資料館館長による津山洋学資料館のご紹介
●14:15~15:15
・基調講演 倉方俊輔(建築史家/大阪公立大学教授)
「仮・ル・コルビュジエと吉阪隆正、由来の地・津山城東の建築の価値」
●15:15~16:20
・特別講演 稲葉なおと(紀行作家・写真家)
美しい建築の街-津山
※講演終了後
●16:20
閉会の挨拶 山本昇 津山街デザイン創造研究所所長
●16:30~17:30
倉方俊輔氏、津山市による洋学資料館ガイドツァー
稲葉なおと氏「写真集・美しい建築の街・津山」販売サイン会
3. 津山建築祭で開催される様々なイベント
1) 倉方俊輔氏による建築ガイドツァー。
※公式ガイドブック販売
2) 特別公開:八出天満宮 「菅原道真が訪れた日本最古の天満宮」特別案内
3) 特別公開:泰安寺 「出江寛銀金茶室」住職による特別案内
4) 特別公開:美都津山庵別邸 長野オリンピックの聖火台と同時に製作された室内彫刻
「菊竹清文作フリーダム」の特別鑑賞
5) 津山文化センター60周年記念祭
6) 城東地区にて「令和7年作州むかし町」開催(11/2)
7) 津山ゆかりの建築家・吉阪隆正展
8) 日本建築設計学会による展覧会城東リノベーション事例&津山城東地区に建設される「エスパス・ル・コルビュジエPRセンター」「ミニチュア建築博物館」、「美都A&A(アートとアーキクテャー)」ホテルの紹介
9) 第4回津山国際環境映画祭にて、城東地区を舞台とした短編映画を上映
10) 11/8~16 香港、台湾、韓国の大学建築大学の建築家が、津山市城東地区にて滞在。ワークショップを開催等
城東街並み保存地区夜景
4. 津山市との連携
同時期に開催されている「津山まち博-津山まちじゅう体験博2025(9/20~11/30)」の活動と連携し紹介
津山まち博 公式|岡山県津山市の体験イベント
https://tsuyama-machihaku.net/
以上を掲載した、津山建築祭の公式HPを製作↓
https://tsuyama-af.jp/
5. その他 特記事項
津山建築祭及び同時期開催イベントへの来場予定者
加藤道夫(東京大学名誉教授)/エスパス・ル・コルビュジエ代表)
竹山聖(建築家/京都大学名誉教授)
遠藤秀平(建築家/神戸大学名誉教授)
宮本佳明(建築家/早稲田大学教授・早稲田芸術学校校長)
倉方俊輔(建築史家/大阪公立大学教授)
松本明(建築家/近畿大学名誉教授)
トーマス・ダニエル(建築家/京都大学教授)
竹口健太郎(建築家/近畿大学教授)
小見山陽介(建築家/京都大学講師)
川西敦史(建築家/岡山大学准教授)
今村瑞稀(建築家/近畿大学講師)
林陽一郎(建築家/ADDA)
CHEN Ye(名古屋工業大学研究生)
富田玲子(象設計集団東京事務所主宰・津山洋学資料館設計者)
斎藤祐子(建築家/吉阪隆正最後の弟子)
下田康成(Echelle-1代表取締役・ル・コルビジュエ設計資料集成の発行人)
入江田翔太(株式会社MEBUKU代表取締役)
大谷健太郎(映画監督) 等
※来春津山市城東地区に完成する、観光庁支援による「美都(びと)A(アーキテクチャーホテル」に活動拠点を設置。