大阪で「おもしろ英語で楽しむ落語会」 英語落語の第一人者・桂かい枝さんら出演
海遊館ホール(大阪市港区)で12月9日~11日、錢屋ホール(天王寺区)で12月12日~14日、「おもしろ英語で楽しむ落語会」が開かれる。記者発表会が開かれ、落語家の桂かい枝さんが登壇した。
大阪市が伝統芸能を活用した大阪の魅力開発促進のモデルプログラム「OSAKA TRADITIONAL SHOW」の一環。国内外からの観光客を対象に上方伝統芸能の魅力を伝えることで、大阪ならではの観光コンテンツ開発につなげるのを目的とする。2020年1月には、「日本の“美”能楽を楽しむ会」も開催する。
「おもしろ英語で楽しむ落語会」には、英語落語の第一人者である桂かい枝さん、カナダ人落語家の桂福龍さん、女道楽師の内海英華さん、パペット落語の笑福亭鶴笑さんが出演する。
桂かい枝さんは「海外に旅行して食を味わうとか、観光名所を回るとか、それと同じく文化を感じることが旅の魅力の一つ。どの国に行っても伝統芸能が体験できる常設の小屋がある。日本はそこがうまくいっていない。インバウンド向けのショーがたくさん作られているが、本物を何でしないのかなと。本物じゃないことはお客さんは見透かす。本物をブレずにやることが本当の文化の魅力発信だと思う」と話し、「本物の伝統芸能を外国人向けにやる場所を作ってほしい。外国の方を誘致するには常設でなければ。これをきっかけに常設の小屋ができるようになれば」と期待を寄せる。
出演者、スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。
OSAKA TRADITIONAL SHOW
http://tradshow.net/
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