「おしゃれをあきらめない」——重度心身障害者の“装う自由”をファッションショーで実現!
リリース発行企業:一般社団法人日本アダプティブファッション協会
一般社団法人日本アダプティブファッション協会(所在地:大阪府住吉区万代東1-3-19、代表:田中智之)は、重度心身障害者の「着たい」を叶えるため、2025年10月4日(土)にYOLOBASEにて『第3回アダプティブファッションショー2025』を開催するため、クラウドファンディングを実施中です。
■クラウドファンディング詳細
実施期間:~2025年8月20日
目標金額:第1目標 50万円 / 第2目標 100万円
使用用途:会場費、衣装制作費、演出費(音響・照明)など
リターンの紹介:障害がある方のアール・ブリュット(生の芸術)作品を使用したオリジナルTシャツやメモ帳などのグッズをご用意しています。
どれも一点ものの魅力が詰まった、ユニークなアイテムです。
・- Tシャツ(ホワイト/サイズ選択可)
– ・アートグッズセット(内容は順次公開予定)
※グッズ売上はグッズ製作費を除き、全額ショー運営費に充てられます。
プリジェクトページを見る : https://for-good.net/project/1001915
■企画の背景
「人生ではじめてスカートを履いた」
ある参加モデルの言葉です。車いすや寝たきりの生活、自力での着替えが困難な状況の中でも、「おしゃれがしたい」という気持ちは、誰にでもあるはずです。その願いをファッションの力で叶えるのが、私たちの挑戦です。
わたしたちは、重度心身障害者を対象として活動しています
重度心身障害者とは、重度の肢体不自由と知的障がいが重複した状態を抱える方です。
下記のような特性があります。
・姿勢保持機能付きの車椅子の使用者が多い。
・自分で着替えをすることが困難
・言葉や行動で意志を他者に伝えることが困難で、どんな感情があるのか理解されにくい
そんな彼らが着られる服が存在せず、加えて、介護スタッフや家族の負担が大きいため、「おしゃれ」を考える余裕がないことが多い状況です。
現在、車椅子や義足・義手の方を対象とした障害者ファッションは少しずつ開発されていますが、重度心身障害者の特性に応じた機能性とデザイン性を兼ねた服の制作とファッションショーはこれまでに類を見ない、先進的な取組みです。
■アダプティブファッションショーとは?
重度心身障がい者をモデルに迎え、服飾を学ぶ学生が衣装を制作し発表する、共生社会を目指すプロジェクト。着る人の身体に合わせた機能性と、おしゃれを諦めないデザイン性を両立した衣服をモデルと服飾を学ぶ学生が着用し、共にランウェイを歩きます。
▽服飾を学ぶ学生が考えた着やすい、着せやすい工夫がされたデニムジャケット
▽服飾を学ぶ学生が考えたおしゃれな大人用よだれかけ
■アダプティブファッションショーの目的
アダプティブファッションショーは、単なる衣装制作や発表の場ではありません。私たちは、以下の3つの理由からこのショーを実施しています。
1.重度障害がある方が“見られる存在”になること
普段「介助される側」である重度心身障がい者が、モデルとしてステージに立ち、スポットライトを浴びることで、観客を楽しませる“発信者”の立場を経験します。
2.多様な人々の交流を生むこと
学生・支援者・家族・企業・観客など、ファッションショーの企画・運営を通じて、多くの人々が関わり、支え合い、学び合う関係が生まれます。
3.社会の無関心を変えるきっかけとなること
これまで障害者と接する機会がなかった人々も、ファッションショーというポジティブな形で彼らの存在を知り、“共に生きる社会”の第一歩を踏み出すきっかけになります。
私たちが目指す未来(ビジョン)
着たい服を当たり前に選べる社会へ
アダプティブファッションは、障害の有無に関わらず「誰もが自分らしく装えること」が当たり前になる社会を目指しています。
・ファッションを通じて、共生社会を実現すること
誰もが“選ぶ自由”と“表現する自由”を持ち、自分の価値観や好みを大切にできる社会。
・障害がある方が「発信する側」になれる機会を増やすこと
おしゃれをする、魅せる、表現する――ファッションは誰にとっても生きる喜びにつながる力です。発信する経験を通じて、自己肯定感や社会参加の機会が広がります。
■活動実績
2023年11月 第1回アダプティブファッションショー2023開催(主催は当時の別団体)2024年10月 第2回アダプティブファッションショー2024開催
2025年6月 ナガイコレクション出演
2025年8月 関西万博内イベント「- ソロユル – “そろえる”を“ゆるやか”に。日本発・地球協装ショー」内アダプティブファッションショー出演予定
今までの実績(延べ数)
・モデル 登壇者数 18名
・製作した服の数 22
・関わったファッションの学校数 8校
・関わった学生数 69名 ・観客数 451名
重度心身障害者の自己肯定感の向上や自己表現の手段が広がった、介護スタッフや家族はアダプティブファッションの理解に対する意識変化も生まれました。
■2025年 第3回 開催概要
イベント名:第3回アダプティブファッションショー2025
日時:2025年10月4日(土)
会場:YOLOBASE(大阪市浪速区恵美須西3丁目13-24)
入場料:無料
参加校:国際ファッション専門職大学、京都女子大学、大阪成蹊短期大学、大阪文化服装学院、上田安子服飾専門学校、中部ファッション専門学校
テーマ:「百花繚乱」
意味:さまざまな花が咲き乱れる様子や、優れた人物や業績が一時期に数多くあらわれること。障害の有無や年齢、人種、性別などに関係なく、さまざまな個性が美しく輝ける場所であり、それぞれの得意が集い一体となった空間にしたいという思いを込めています。
※同時開催:障害がある方のアート展示
アール・ブリュット作品を展示し、表現の多様性と力を発信。関連グッズも販売。
■主催団体の概要
■主催団体の概要
商号:一般社団法人日本アダプティブファッション協会
代表者:代表理事 田中 智之
所在地:〒558-0056 大阪市住吉区万代東1-3-19 ゆらっとステーション内
設立:2024年5月
活動内容:アダプティブファッションの啓発活動
一般社団法人日本アダプティブファッション協会 : http://adaptivefashion.jp
お問い合わせ
一社)日本アダプティブファッション協会 事務局
担当:三田 深愛(さんだ みのり)
TEL:06-6690-5360
MAIL:sandaminori@adaptivefashion.jp