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「さみしい」は、悪いこと? 新世代の美学者【難波優輝】の最新刊『存在のさみしさについて』が8月19日に発売!

リリース発行企業:株式会社創元社

株式会社創元社
さみしさといっしょにいるために、何ができるだろう。

『物語化批判の哲学』(講談社現代新書)、『なぜ人は締め切りを守れないのか』(堀之内出版)、『批判的日常美学について』(晶文社)、『本とは何か』(新潮新書)など、数多くの話題書を執筆した難波優輝さんの最新刊です。本書では、現代社会に蔓延する「さみしさ」について哲学します。


『存在のさみしさについて 気分はどのように世界をつくるのか』書影

書誌情報はこちら

 「生きることはさみしい」と言い切る難波優輝さん。けれど一方で、さみしさには「悪いさみしさ」と、「心地よい、どこか正しいさみしさ」があるといいます。
 「さみしさ」とは何なのでしょう。そして私たちは、さみしいという「存在モード」で、どのように世界と関わっているのでしょうか。現代の様々なモチーフを手掛かりに考えます。
 本書を読むことで、「さみしさ」と「世界」の解像度がぐっと上がるはずです。

 この本は、さみしいを考える本だ。さみしいとは何なのだろう。さみしいことは悪いことなのだろうか。きっといいさみしさがあるのではないだろうか。どうしたらわるいさみしさから離れることができるのだろうか。
 私たちが生きているあいだ「さみしさ」から離れることはない。きっと、さみしいことは、そんなに悪いことではない。それに向き合うことができさえするならば。さみしさは、それにただ圧倒されるだけではなく、それをじっくりと味わうこともできるはずだ。
 その味わい方の可能性を、いろいろなさみしいものごとを見つめて、触ってみて、嗅いだり味わったりして、探求してみたい。
                               (本文「はじめに」より)

「はじめに」を全文公開中!!

著者からのメッセージ

生はさみしさで彩られていて、それぞれのさみしさは、私たちに世界の繊細な様相を開示してくれます。本書がさみしさを味わい、愛すための手がかりとなることを願っています。
                                     ―― 難波優輝

著者紹介:難波優輝

1994年生まれ。美学者。修士(文学、神戸大学)。立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター訪問研究員。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。近著に『批判的日常美学について』(晶文社、2026年)、『性的であるとはどのようなことか』光文社、『なぜ人は締め切りを守れないのか』堀之内出版、『物語化批判の哲学』講談社(いずれも2025年)。

目次

序章 さみしいという存在のモード
存在のモード/ふだんづかいの「さみしさ」から/共有できなさ

第1章 清潔で明るい場所――ヘミングウェイとパスタ
リミナルスペース――誰かが来るかもしれない空間――/不確定さがもたらすざわめき/さみしさの無機質さ/「優しい味」とは?

第2章 マッチングアプリと愛せなさ――迂遠さと置き配 
愛はすべてさみしい?/私たちは「べき」ですれ違う/愛の市場化/迂遠な愛と置き配

第3章 旅すること、住まうこと――スプートニクとキャラヴァン
旅の意味/可能性と不可能性/開いて閉じる

第4章 インターネットサーフィン――掲示板と知らないファイル
知らない街をサーフする/観光的精神分析

第5章 雨のモイスチャー――冷えと湿り気
雨的気分/湿り気と熱/雨の認識論

第6章 宇宙のイマージュ――流星と液体
天文学的崇高/宇宙になる

第7章 夏のサウンドスケープ――蝉と花火
蝉とミューズ/夕焼けの放送/花火と真夏のピーク/鎮魂としての花火

第8章 魚たちのまなざし――水族館とジオラマ
魚と目が合わない/水族館とガラス

第9章 ぬいぐるみの身体論――モノとイキモノ
ぬいぐるみとの間柄/人形の二重性/さみしさと笑い

第10章 機械のウェルビーイング――ミサイルとサイボーグ
人間がいなくなった後の世界/ミサイルのウェルビーイング

第11章 さよならの認識論――幸福と再会
さよならのエピステモロジー/もういない人を愛せる?/再会の難しさについて

第12章 悲しき玩具――コウメ太夫と私たち
人間の素材化/素材の条件

おわりに
あとがき
参考文献

内容紹介

「さみしい」とは何だろう。ファミレス、マッチングアプリ、惑星、ネットサーフィン――日常の風景には、多彩で微細なさみしさが潜んでいる。それらの身近なモノや風景を手がかりに、新世代の美学者がその感覚をとらえなおし、「さみしい」気分のとき、世界がどのように立ち現れるのかを考えていく。「いいさみしさ」とは、また、「わるいさみしさ」とは何かを探求する。

書籍情報

書名:存在のさみしさについて
著者:難波 優輝
刊行年月日:2026/08/19
定価:1,980円(税込)
判型:四六変 
造本:並製
頁数:244頁
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■創元社
1892年創業。大阪は御堂筋の近く、本町と淀屋橋の間にある出版社。東京支店は神保町。C・G・ユングや河合隼雄などの心理学書、自己啓発書の原点と言われるD・カーネギー『人を動かす』、マニアック図鑑の先駆けである『世界で一番美しい元素図鑑』、世界一ユニークな単語集『翻訳できない世界のことば』など、人文書から自然科学系まで幅広いジャンルで出版活動を行う。
https://www.sogensha.co.jp/

■会社概要
商号:株式会社創元社
創立:1925年(大正14年)
代表者:代表取締役社長 矢部敬一
資本金:1,800万円
事業内容:出版事業、セミナー事業、学会事務局運営、書籍販売
所在地:〈本社〉〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6
URL:https://www.sogensha.co.jp/
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