
名阪特急「ひのとり」(画像:近畿日本鉄道提供)
近鉄・名阪特急「ひのとり」が鉄道友の会「ブルーリボン賞」受賞
近畿日本鉄道は5月26日、同社の名阪特急「ひのとり」(80000系)が、鉄道友の会が制定するブルーリボン賞の受賞が決定したと発表した。

「ひのとり」は、「くつろぎのアップグレード」をコンセプトに、日本で初めて全席にバックシェルを採用し、プレミアム車両では座席間隔を日本最大級とするなどお客さまの快適性を追求した特急車両。2020年3月14日に運行を開始し、現在、大阪難波駅・近鉄名古屋駅毎時0分発ほか、停車駅の少ない名阪特急などで運用している。同社車両のブルーリボン賞の受賞は、2014年の観光特急「しまかぜ」以来、7年ぶり9回目。
ブルーリボン賞は、国内の鉄道車両の進歩発展に寄与することを目的に、鉄道友の会が毎年1回、前年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車両から選定している賞(1958年制定)。選考委員会が選んだ候補車両に対する会員の投票結果に基づき、選考委員会が審議して最優秀と認めた車両を選定する。
鉄道友の会からは選定理由として「名阪特急列車は広くゆったりした快適性を実現し、高品質で高機能な移動空間を提供してきた。「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとする80000系は、これらをさらに追求している。ビジネス、観光、お出かけなどの多様な利用用途に対応し、車内からの眺望を楽しむことができる一方、悠久の歴史を育む沿線の伝統的景観とも調和しており、完成度が極めて高く魅力あふれる車両である」と評価されたという。
【近畿日本鉄道のコメント】
ブルーリボン賞の受賞は、観光特急「しまかぜ」以来7年ぶりであり、このような名誉ある賞を受賞することができ、大変光栄に思っております。「ひのとり」は、アーバンライナーとともに大阪と名古屋をつなぐ特急列車として開発した当社の新しいフラッグシップとなる車両で、構想から約6年かけて完成しました。コンセプトである「くつろぎのアップデート」を体現したプレミアムシートおよびレギュラーシートは、ご利用いただいた皆さまからもご好評をいただいております。これからも皆さまにより快適に、より楽しんでいただける車両づくりに努めてまいります。「ひのとり」に投票いただきました鉄道友の会会員の皆さまはもちろん、「ひのとり」をご利用いただくすべての皆さまへ厚くお礼申し上げます。
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