
綾瀬はるかさん、前田哲監督
大阪で映画「ファーストボイス」舞台あいさつ 綾瀬はるかさん「まいど!」
大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)で9月23日、映画「ファーストボイス」の公開直前舞台あいさつが行われ、綾瀬はるかさんと前田哲監督が登壇した。
この日は、子ども連れの家族も気兼ねなく楽しめる特別上映会として開催。綾瀬さん演じる朝日道子が、3児の母でありながら弁護士として目まぐるしい日々を送る姿が描かれることから、子育て中の人も子どもと一緒に楽しめる環境で上映した。

上映後、綾瀬さんと前田監督が登場すると、客席から大きな拍手が送られた。少し声がかすれ気味だった綾瀬さんは、開口一番「皆さん、まいど!」と関西弁であいさつ。「ちょっと今日、声が変なんですけど、必死のパッチで頑張ってます(笑)。短い時間ですけど、楽しんでいってな!」と呼びかけた。

大阪の思い出を聞かれた綾瀬さんは、「必ず差し入れに豚まんが入ってます。551蓬莱の豚まんをよく食べます。あとは私、たこ焼きが届くのがいつも楽しみで……。それと昔、(道頓堀の)グリコ看板で同じポーズになったこともあります!」とエピソードを披露した。
同作は、1989年に日本で初めて「ハラスメント」が争点となった裁判に着想を得たフィクション。前日に福岡を訪れ、本作の着想のもととなった実際の裁判で原告代理人を務めた弁護士2人と初対面したという綾瀬さんは、「実際こういう先生に相談するとすごく心強いんだろうなって思って。強い信念を持った先生たちだからこそ、こういうことが成し遂げられたんだなと感じて、すごいファンになりました」と話した。
同作終盤の最終口頭弁論シーンについて、前田監督は「綾瀬さんの姿にキャストの方も心打たれていて、ウイカさんや(松本)穂香さんもちょっと涙ぐんでたんです。普段の綾瀬さんとギャップがあったもんで、スタッフもみんな驚いてました」と撮影時を振り返った。綾瀬さんも「皆さんから朝日先生っぽいねと言われることが多かったです」と話すと、前田監督は「朝日道子は綾瀬はるかなんです。脚本の橋本さんが当て書きをして、こういうキャラクターになっています」と明かした。
撮影現場について、綾瀬さんは「女性キャストが多くて、女子高みたいにずっとしゃべっていたので、監督が『集中してください! 始めますよ!』って何度も叫んでました」と笑顔で振り返った。前田監督も「そのリラックスした状況でないと力が出せない。(綾瀬さんは)切り替えが誰よりも早くて素晴らしい」と話した。
イベント後半には、劇中でファーストサマーウイカさん演じる恵が記者として活躍することにちなみ、観客が「記者」となって2人に直接質問する企画を実施。プレス腕章を着けた子どもたちも壇上に上がった。

長ぜりふの覚え方を尋ねられた綾瀬さんは、「なるべく早い段階、1週間前くらいから『すり込み方式』で(笑)。覚えて寝る、覚えて寝るってやると脳に定着するみたいで、早めからちょっとずつ声に出して繰り返します」と回答。
最も印象に残ったシーンについては、「最後の(最終)弁論のシーンは、会場全体が一体になる感じがあって。自分だけがしゃべっているんだけど、みんなの思いも乗せて一緒にしゃべっている感じがあって、グッとくる瞬間がありました」と振り返った。
さらに、女の子から「テレビで綾瀬さんのことはかわいいなと思ってて、間近で見れてめっちゃうれしいです」と伝えられると、「おおきに!」と笑顔で返した。
最後に綾瀬さんは「今日、皆さんに直接、生で感想の声を聞けてすごくうれしかったです。楽しい時間でした。また公開したら見に来ていただいて、面白かったら周りの人にも薦めてください!」と呼びかけた。

前田監督も「先行上映で皆さんに見ていただけて本当にうれしいです。まだまだこの問題(ハラスメント)は今も続いてることだと思うので、少しでも社会が変わっていくきっかけになれば」と話した。
「ファーストボイス」は、バブル経済絶頂期の1989年を舞台に、日本で初めて「ハラスメント」が争点となった裁判に挑んだ弁護士たちの実話に着想を得た物語。社会の常識に立ち向かい、声を上げ続けた女性たちの姿を描く。

2026年10月2日(金)全国ロードショー
©2026「ファーストボイス」製作委員会
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